D2Cとは?
販売の始め方と成功するためのポイント

D2C(Direct-to-Consumer)とは、自社で製造した製品を、中間業者を通さずに直接消費者に販売する形式のことを指します。
ここでは、D2C販売のメリットとAmazonでD2C販売をする方法をご紹介します。
月額4,900円(税抜) + 販売手数料

    D2C (Direct to Consumer) とは

    what is d2c
    D2C(Direct to Consumer)とは、メーカーやブランドが自ら企画・生産した商品を卸や小売店、販売代理店などを挟まず、自社ECサイトやSNSを使って、直接消費者に販売取引するモデルを指します。D2CとB2Cは混同しやすいですが、B2Cは企業と消費者の取り引き全般のことを指します。
    B2C (Business to Consumer):製造者と顧客の間に卸や販売代理店(企業)をはさむ
    D2C (Direct to Consumer):製造者が直接顧客と取引をする

    D2Cのメリットとデメリット

    メリットデメリット

    D2Cの主なメリット

    • 収益性が高い– 商品の開発・製造から販売までを自社で行うため中間コスト削減が可能
    • 継続購入のチャンス–お客様との直接のコミュニケーションができることから、リピーターの獲得につながりやすい
    • ブランドイメージの保持–自社サイトでの販売が軸になるため、ブランドイメージを打ち出しやすいサイト作成が可能

    D2Cの主なデメリット

    • 販売開始までの構築にコストがかかる– 自社ECサイトの構築や、生産・流通の仕組みを整えるための様々なコストが発生
    • ブランド認知や集客が必要–認知を高める、ウェブサイトへの集客やSEO対策などのマーケティング等の費用や手間がかかる。
    • 迅速な受注、配送作業が必要–お客様のもとへ商品を早く届けるためのプロセスを構築する必要
    D2Cの場合、企業を通さず直接消費者に販売をするため、中間コストを削減し、収益性を高めることができます。しかし一方で、自社サイトを開設する際に、サイト制作や集客のためのマーケティングなどに時間と費用がかかります。自社ブランドを立ち上げるためのヒントはこちら

    D2Cのデメリットをメリットに変える方法

    上記のD2Cの主なメリットとデメリットを踏まえ、D2C販売を成功させるために、まずはどの販売チャネルで販売をするか検討しましょう。自社サイトを開設するか、Amazonなどの既存のECサイトで商品を販売するかのどちらかを選択することが一般的です。

    ECにおいて国内有数の規模のサービスを提供するAmazon¹で販売をする場合、上記でご紹介したD2Cのデメリットがメリットへ変わりやすくなります。

    Amazon
    (既存ECサイト)

            自社サイト

    立ち上げにかかる費用負担が少ない
    初期費用がかかる傾向
    自社サイトに比べ利益率が低い
    既存サイトより利益率が高い
    集客力が高い
    既存サイトより集客力が低い傾向
    リピート客の獲得が難しい傾向
    リピート客が獲得しやすい
    販売促進を始めやすい
    販売促進が難しい場合がある
    • 自社サイト –サイト製作や集客のためのマーケティングを行う必要があるため、初期費用が高くなる傾向。一方、既存ECサイトとは異なり販売手数料がかからないので利益率が高くなる場合が多い。
    • 既存のECサイト–すでに多くのお客様を有するため、サイト制作や集客のためのマーケティングをするためのコストを削減できる。同業他社の商品が多い傾向にありリピート客の獲得は自社サイトに比べ難しい傾向。
    • Amazon–ECにおいて国内有数の規模のサービスを誇る¹集客力の高いECサイト。新規出品者特典やAmazonが提供する販売促進ツールを用いて簡単に販売促進を始めることが可能。配送代行サービスで���るフルフィルメント by Amazon(FBA)でお客様のもとに早くお届けすることが可能。
    • ¹ジェトロ世界貿易投資報告 2022年版
    すでに多くのお客様を有する既存のECサイトを利用することで、より早く、少ない初期費用でネット販売を始められることがあります。初めてネット販売をする場合は既存ECサイトがおすすめです。

    次に、D2CブランドがAmazonで販売するメリットをより詳しく見ていきましょう。

    D2CブランドがAmazonで販売するメリット

    Amazon trucks get ready for delivery outside of a fulfillment center
    D2CブランドがAmazonで販売することでどんなメリットがあるのかを見てみましょう。
    D2C販売において、Amazonで出品するメリットは以下の通りです。
    1. 高い集客力– 米国・英国・日本など、様々な国で高いシェアを持ち¹、多くのお客様がお買い物をされています。自社ECサイトではリーチが難しかった消費者層にもお買い物いただける機会が増えます。
    2. 配送業務代行FBA(フルフィルメント by Amazon)のサービスを利用すれば、注文後の梱包、発送、カスタマーサポートをAmazonに任せることができます。手数料を鑑みてもD2Cで受注や配送等にかかる時間やコストの削減につながる可能性は高いです。
    3. シンプルな出品プロセス–出品用アカウントの作成と1商品1個からの商品登録だけで簡単に始められます。
    4. 商品ページ内でのブランドアピール– 商品ページの中の商品紹介コンテンツ(A+)という機能を活用することで、画像などを使用して商品やブランドアピールが可能です。
    5. 自社ブランドのストアページ – 無料ツール(自社ブランドのストア作成など)を利用して、ブランドスタイルを崩さずに、Amazonでブランド認知を高めることができます。webページ作成の専門的な知識も必要ありませんので、どなたでも簡単に作成できることもポイントです。
    6. 広告 – 多くの商品から貴社の出品商品を見つけやすくする機能のスポンサープロダクト広告は初心者の方も簡単に運用いただけます。また、広告対象商品やターゲットの売上とパフォーマンスなどのレポート生成も可能ですので、これらの分析は戦略の特定やキャンペーンの最適化に役立ちます。
    7. ¹ジェトロ世界貿易投資報告 2022年版

    日本では月間ユニーク訪問者数が1,326万人(デスクトップ)¹、 4,306万人(モバイル)²

    この集客力で広い顧客層にアピールし、新規顧客獲得を目指すことが可能です。まずは販売の仕組みから見てみましょう。
    しくみはこちら

    配送をAmazonに任せて
    簡単出品

    フルフィルメント by Amazon(FBA)は、Amazonの配送ネットワークを使って販売事業者様のビジネスの成長を支援するサービスです。
    詳細はこちら

    Amazon広告で認知と売上の向上をサポート

    広告を出すことで商品の認知を高め、より多くの購入者にリーチし、売上を向上させるのに役立てることができます。
    詳細はこちら
    ¹ Nielsen Digital Content Measurement 2019年3月度 ブランドレベル 家庭と職場からのアクセス
    ² Nielsen Mobile NetView Brand別 ランキング2019年3月度
    上記はメリットの中で最も代表的なものですが、上記だけでもD2CのデメリットがAmazonでの販売によって解消される点が多くあることをお分かりいただけたかと思います。
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    POINT:

    Amazonブランド登録

    Amazonブランド登録と��、有効な登録商標を持っている出品者が登録できる、ブランド所有者向けのプログラムです。Amazonブランド登録をすると、知的財産を保護するためのツールや、ブランドの認知を高める様々なブランド構築プログラムを使用することができます。

    D2C販売を成功させるポイント

    ここでは、D2Cブランドのネット販売を成功させるためのポイントをいくつかご紹介します。

    Point1. 販売パフォーマンスやレビューを分析する

    D2Cの場合、お客様と直接コミュニケーションができるため、お客様の意見や感想が入手しやすい傾向があります。そのような商品に対するレビューを分析し、よりお客様のニーズに合った商品を提供することは、リピーターの獲得につながります。

    また、定期的に販売のパフォーマンスを分析することは、D2C販売を成功させるために非常に重要です。分析では、注文の追跡、カスタマーサービスと返品の評価、プロモーションや広告の実施などを通じて、アカウントのパフォーマンスを評価することもできます。
    Amazonストアで出品している登録済みのブランド所有者の場合、ブランド分析で次のような高度なレポートにアクセスすることが可能です。
    • 戦略的な検索キーワードで、最も多くのクリック数を獲得した商品
    • 購入者が再注文している商品またはブランド(リピート行動)
    • 商品と並んで最も頻繁に購入される上位の商品

    Point2. ブランドイメージの分析

    お客様が商品やブランドにどのようなイメージを持っているのかを分析しましょう。Web上でアンケートをとるなどの方法が挙げられます。お客様がブランドに対して抱いてほしいイメージを持っているのかを把握しましょう。ずれている場合は、発信する内容や媒体などを変える必要があります。

    ブランドイメージを確立することは、ブランドのオリジナル性や他社商品との区別化に非常に重要です。どのような人にどのような価値を感じてもらうかをできるだけ具体的にイメージしましょう。「ペルソナ」と呼ばれる手法がおすすめです。
    ペルソナの具体例

     ・名前:Amazon 花子
     ・性別:女性
     ・年齢:32歳
     ・居住地:地方で夫・娘と3人暮らし
     ・職業:専業主婦
     ・趣味:なし
     ・生活:育児に奮闘中・気分転換となるような趣味を探している

    Point3. マーケティングや商品プロモーションの実施

    D2C販売におけるマーケティングは、ビジネスの開業と成長を支える不可欠な要素です。マーケティングやプロモーションを実施することで、利用するネット販売チャネルを問わず、より多くのお客様にリーチすることができます。
    • SNSマーケティング: 大多数のお客様がSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を毎日頻繁に利用しているため、それらを活用することで、ブランドや商品の認知度を高めることができます。
    • 広告: 広告キャンペーンを実施することで、ストアや商品を多くの人に見てもらうことができます。
    • 商品プロモーション: クーポンの配布や割引の提供をするなどを定期的に行い、より多くのお客様に商品を試していただくことで、ブランド認知の向上やリピーターの獲得につながります。
    Amazonで出品を開始すると、Amazonのフルフィルメントセンター(物流拠点)に商品を送る際の納品配送料が無料になる特典や、広告に使える無料のクレジットを活用しお得に販売を促進することができます。ほかにも多数の特典があり、効果的なマーケティング戦略を実行できます。
    Amazon広告
    商品をアピール
    関連する商品の検索結果や商品詳細ページに表示されるスポンサープロダクト広告をすばやく作成して、購入者様が出品者様の商品を見つけやすくします。料金は広告がクリックされた場合にのみ発生します。また、タイムセールの実施や、クーポンを提供することで、コンバージョンの向上が期待できます。
    この記事を通して、D2C販売のメリットデメリットや、D2Cブランドをamazonで販売する理由がよりご理解いただけたかと思います。D2Cブランドの認知度を上げ、更なるビジネスの成長のために、AmazonでD2C販売をはじめませんか?
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